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2005.08.11 Thursday

   


 社長は新しい仕事を諦めたのか、営業にも行かず椅子に座って遠い目をしている、長い間。そして請求書を期日までに送ってくれないとお金払えませんよ!という怒りの電話を3本受けた。社長、することなすことボロボロ。新しい仕事に手を出す前に、今までした仕事のお金をきちんと回収する方が先。同期の子と、社長は頭がオカシイのだろうかと本気で話し合う。仕事がないので、明日は休みになるだろうという想定のもと今日を過ごしたのだけど、休みにならなかった。仕事をしていないほうが異様に疲れる。いよいよ明日は保留になっていたボーナスだ。社長が保留にまでしていくらかき集めたのか、額が気になる。

 ネットをいろいろ見ていたら、「ほっとけない、世界の貧しさキャンペーン」というのを発見した。それを見ていたら、どうしてもホワイトバンドが欲しくなり、仕事の帰りに大垣書店で買って帰る。恋人のと合わせて2つで600円。1つ買うとその売り上げの3割が「世界の貧困をなくす為の活動資金となるそうだ。2つで180円か。町でつけてる人がいたら、恥ずかしいのかな。それとも嬉しいのかな。 それにしても、恋人の肌は日に焼け過ぎだ。



2005.08.10 Wednesday


 仕事ないし、今日も1日ネットサーフィンしまくり。yahooで怖い話の特集をしていたので一人静かに読んでいたら、宅急便のお兄さんが急に入ってきたりしてビビッていた。仕事帰りに、ホットヨガに行く。おためしキャンペーンの2回目。たっぷり汗をかいて、帰り道が怖かったので、恋人に駅まで迎えにきてもらって家に帰る。ヨガをしたからか、地下鉄の階段をのぼる足取りが軽かった。

 お盆が近いせいか、最近よく真理子のことを思う。以前は、お盆なんて、ただ世間が休みになるという位の意識しかなかったのだけど(寺の娘なのに)、妹が死んでからは、死んだ人に1年に1度会える特別な日だと思うようになった。死んだ人って本当にお盆に帰ってくるんだと実感した出来事がある。妹が死んで2年くらい経ったときのお盆に、お母さんが「真理子の部屋の時計が鳴った」というのだ。真理子の部屋の時計は1時間ごとに音楽が鳴って、人形が動く仕掛けのものだけど、電池が切れてもう何年も動いていなかったのに、お盆のある日、お母さんが鳴ったのを聞いたと私に話してくれた。そのとき私は「またまたぁー」と言って取り合わなかったのだけど、次の年、今度は私が聞いてしまった。時計が鳴るのを。あー書いてる今も鳥肌がたつ。それで、「帰ってきてるんだな」と思うようになったのです。で、ご先祖様のお墓もちゃんとお参りしなきゃなとも思うようになった。でも音を聞いたのはその1度きりで、お母さんもそれ以来聞いていないらしい。


2005.08.09 Tuesday


 19時からの「天国からの手紙」―江原啓之スペシャルを見た。死んだ人からのメッセージを江原さんが遺族に伝えるというもの。死んだ人と話をするなんて嘘っぽいと思っていたけど、見ていたら本当かなと思えてきた。私も妹からのメッセージを聞かせてほしいと思った。どんな形でもいいからもう一度妹に会いたいなと思うと、哀しくなった。平日は飲まないと決めているけど、缶チュウハイを2本飲む。こんな日はお風呂に入ってさっさと寝よう。


2005.08.08 Monday

   


 大津花火大会を見に行った。車も電車も混むので、バイクで比叡山ドライブウェイへ行って見ることに。夜景が良く見えるところでスタンバイ。花火は意外に遠く、近くで見たらさぞかし大きいだろうねと話しながら見ていた。7年後にはお金持ちになって、大津プリンスの部屋を借りて、夕方から友達とお酒を飲みながら花火を待ち、花火を見終わっても渋滞に巻き込まれることなく泊まっていけばいいよねという夢のような話をした。


2005.08.07 Sunday

   


 友達7人で福井の海へ行く。朝6時起き。毎度のことながら、眠たくて眠たくて「海なんか行かなくてもいいじゃん」と思う。が、そこを乗り越えて行くと楽しいことが待っている。福井の海は初めてだけど、ものすごい人だった。人・人・人。BBQをして 、お酒を飲んで、みんなで海で泳いだ。もうクラゲがいたみたいで、足がチクチクした。
 帰るときになって、事件発生。恋人が家から水着を着ていて、ズボンを持ってくるのを忘れたのだ。と、ここまでなら笑い話で済んだのに、恋人は自分がズボンを忘れたことを私のせいにして、逆ギレ&無視。私はあんたのお母さんか!楽しかった気分が全て台無しになった。そして帰りは渋滞。行きは2時間ちょっとで着いたのが、帰りは4時間以上かけて京都へ戻る。家に帰って、恋人に問い詰める私「なんで私に怒ったん?」恋人「何が?」…帰り間際のことは酔っていて全然覚えていないと言う。けど、覚えていようがなかろうが、怒りが収まらなかったので、とりあえず謝ってもらって、一件落着…したのかどうか。今思い出しても腹が立つ。


2005.08.06 Saturday


 昨晩、恋人は友達とビアガーデンに行って、朝帰り。飲みすぎないようにと言ったのに、恋人は持っていたお金すべて使って、飲んで歌って、ふと気が付いたときには家とは反対方向の河原町五条にいたそうだ。朝の4時半頃に困って電話をしてきたので、「タクシー代払ってあげるし、早く帰っておいでよ」と言ったら、かなり反省した様子で帰ってきた。帰ってきてからもゴメンねとしきりに言っていたのが面白かった。私が怒ってると思ったらしいが、呆れていた。

 昼過ぎに起きる。天気が良かったので、前から行きたかった雨林舎 へ行こうと話していたら、すごい雨と雷。だらだらとテレビを見ながら雨がやむのを待って、また降りそうな雲行きの中、恐る恐る出かける。雨林舎でバナナとココアのケーキを食べる。恋人は雨林舎のカレーライス。選択肢の中に1つでもバナナがあると、必ず頼まずにはいられない。バナナとココアのケーキ美味しかった。カレーも一口もらったけど美味しかった。美味しそうなパンも3つほど買って出る。

 次は、昨日知った展示会を見に、カフェTable&Sofa ヘ。ダンボールにもともと印刷している文字や絵を使って、さらに絵を描くというもの。話に聞いただけではどんなものか想像もつかなかったけど、見たらとても素敵な作品ですっかり見入ってしまった。13日までしているので、また会社帰りにでも見に行きたい。

 そして最後は恋人が書いたゴッホの絵を入れる額を見に、北山へ。ぐるぐる店内を見て回って、こげ茶色の素朴な感じの木のフレームに決めた。1万3800円也。ちょうどいいサイズがなかったのでオーダーして、来週にはできるそう。待ち遠しい。

 アートな1日だった。

 夜は恋人がとろろ麦ご飯を作ってくれた。テレビでキムが作っていたそう。とろろに魚肉ソーセージ、納豆、おくら、たくあんが入っている。これまた美味しくて2人でペロリ。


2005.08.05 Friday


 仕事ほとんどないのに、営業担当の社長は午後からずっと寝ていた。今週に入って毎日暑い中営業にまわって疲れたのか、いびきまでかいて。やる気全く無し。こんな社長を見ていたら、いっそのこと早く会社潰れてしまえとさえ思えてきた。そしておバカなディレクターから、またいつものごとく急ぎの仕事が入ってきたので、それをしていたら1日が終わった。ブライダル会場のDMを2案提出だったので、同期の子と1種類ずつ作る。自分のを作ったあと同期の子のものを見せてもらったら、やっぱり上手。経験2年弱の私と経験が6年もある同期の子。写真のトリミングやフォントの選び方、文字の配置。同じ素材でも、扱う人が変わるとこうも違うのかーという感じ。あぁ日々、勉強。
 夜はSCRAP主催の「踊る編集会議」に行ってきた。次回のSCRAPの企画を参加者みんなで考えよう!というパーティ。公開講座で仲良くなった5人で参加したのだけど、そのうちの1人が最優秀企画賞を取ってびっくり。編集長の加藤さんの「……ということに僕は強い信念を持って……」という言葉が心に残った。「何」に強い信念を持っているかというのは忘れちゃったけど、そんな風に「強い信念」を持って私は生きているかなと考えたら、その言葉が頭から離れなかった。会場には『何か面白いことをやりたい』って人たちのものすごいパワーが溢れていて、強い信念と何かやりたいっていう情熱とに圧倒された。今の私、生きることに気が抜けてるのかなとか思った。


2005.08.04 Thursday


 会社のトイレの鏡を見ていたら、突然髪を切りたくなったので、会社の電話からホットペッパーで見つけた美容院に予約を入れて、行った。どんな人が担当してくれるんだろうと楽しみにしていったら、体重120kgはありそうな女の人がドスンと出てきた。…美容院でカットを失敗しないコツは、一番最初に「これから髪を伸ばしたいんです」と前置きしておくことだ、ということを前回の失敗で学んだので、今回は切られ過ぎるということがなく、まあ納得の行く仕上がりになった。でも次行くかは分からない。お気に入りの美容師さんを見つけるのは恋人を見つけるより難しいかも。大学の時からずっと担当してくれていた人が2年前に美容院を辞めて以来、いまだにいろんな美容院を転々としている。

 社長は今、会社の命運をかけ、新しい仕事に取り組んでいる。毎日飛び込みでいろんなお店を回っているらしいが、どれもこれも反応がよくないと私に弱音を吐く。やっぱり潰れるのか?会社。で、今日の私の仕事は、社長に頼まれて町中のフリーペーパーやらチラシやらを集めることだったので、お昼をとった後、歩いて新風館に行ってみた。烏丸通りに東映撮影とかなんとか書かれた車が2台止まっていたので、撮影かなと思ったら、やっぱり撮影だった。東幹久がいた。タバコを吸ったり、スタッフの人と話したりしていたのに、撮影になったら急に演技に入っていったのを目の当たりにして、とても不思議なものを見た気がした。あれが役者か。ずっと見ていたかったのだけど、仕事しなきゃと諦めた。

 6月に、ゴッホの「夜のカフェテラス」を大阪まで見に行った。写真はそのときのもの…ではなく、恋人が模写したもの。ゴッホの絵が欲しいと言ったら、模写してくれた。今週末に額を買いに行って部屋に飾る予定。黄色がとてもキレイで、今は携帯の待ちうけ画面にもしている。ついでに横の黄色い椅子は、恋人がゴッホの絵を見ながら段ボールで立体的に作ったもの。恋人はこういうのが大得意。


2005.08.01 Monday


 仕事はいよいよ暇だ。毎日窓際に座らされて、いてもいなくてもいいような扱いを受けてる感じ。本当に心配になってきて、同期の子と話し合う。今ある少しの仕事もやる気が出なくて、出るのはため息ばかり。不安になったので、いつものように定時きっかりに仕事を終え、烏丸御池にあるハローワークに行ってきた。パソコンで求人情報を検索したあと、スタッフの人と面談。今の状況や、どんな仕事がしたいのかなどを聞かれて、答える。優しく聞いてくれるスタッフの人と話していたら、思いがけず涙が出た。涙が出て分かった、私すごく今不安なんだと。仕事がなくなって、お給料がもらえなくなったら、家賃も光熱費も払えないしとか思うと。
 涙は一旦おさまったけど、恋人が迎えにきてくれて、やっぱり涙が出た。週末のイライラはこの不安だったのかもしれない。泣きながら不安な気持ちを話したら少し落ち着いた。家に帰ってからも恋人が「大丈夫だ」と言ってくれたので大丈夫な気がしてきた。困ったら、家賃も私の分払ってくれるって。
 今の会社に残るか、見切りをつけて次へ行くか。今、人生の岐路に立たされている気分。